”移住しない田舎暮らし”という選択 「里山シェア大井松田」(神奈川県・足柄上郡)

できることから始めよう。憧れの“田舎暮らし”


昨今、子育てやスローライフ、定年後のセカンドライフ、新規就農などを理由に、さまざまな理由で都会から田舎へUターンや Iターンをして移住する人が増えています。

総務省が行った調査より、日本の人口推計と見ると、人口の減少傾向に対して、都市部から過疎地域へ移住する人の割合は10年以上遡っても大きく変化してはいません。

「『田園回帰』に関する調査研究報告書」(総務省) 
人口推計(平成28年10月1日現在)(総務省統計局)


また、移住したひとのほとんどは地域の魅力に関心があった、農村地域への関心が高かったことが分かっています。そんな話を聞くたびに、実際に都市部から地方へ移住した方をうらやましく感じつつも、自分には“田舎暮らし”は無理だろうと、あきらめてしまう人も多いですよね。 

そんな人におすすめなのが、住まいを変えずに、お気に入りの " 田舎”に通って、農的な暮らしを楽しむライフスタイル、“移住しない田舎暮らし” です。

今回は、そんなライフスタイルが実現できる、神奈川県足柄上郡大井町にある農園「里山シェア大井松田」をご紹介します。


「里山シェア大井松田」のフェイジョア

▲9月の農園に実るフェイジョア


「里山シェア大井松田」のみかん畑

▲「里山シェア大井松田」のみかん


「里山シェア大井松田」で収穫されたさつまいも

▲収穫したさつまいも


里山シェア大井松田のお米

▲たわわに実った「里山シェア大井松田」の稲穂



「里山シェア大井松田」の収穫体験できる畑

▲「里山シェア大井松田」で収穫体験できる畑


農園全体の見晴らしがよく気持ちの良い風が吹いています。すぐ近くの「おおいゆめの里」は、晴れた日には富士山が見え、絶景スポットとしても人気。


土に触れる、収穫する、食する喜びを分かち合う


ここ「里山シェア」では年間を通じて、野菜・果物の収穫体験や農作物の加工体験イベントが開催されています。

例えば9月に行なわれる「さつまいも」の収穫体験では、大人も子どもも、広い空の下、のびのびと畑に繰り出し、芋掘り作業の後には焼き芋と芋づるのきんぴらの試食を楽しみます。


▲さつまいも収穫体験のひとコマ。畑に行く前に、まず食品加工施設で焼き芋の準備。


▲お子さんの準備を手伝ってくれる施設スタッフ


焼き芋作り体験

▲さつまいもをアルミホイルで包む


焼き芋作り体験

▲石の上で焼いている間に畑に行き、収穫から帰って来た頃が、ちょうど焼き上がりの時間となります。


子どもへの“食育”の大切さはよく耳にしますが、実は大人だって同じ。土に触れる、収穫する、そして食する 喜びを分かち合う時間の大切さを感じることができるのは、収穫体験ならではの醍醐味です。

この他餅つきや味噌作りなどもあります。詳しくはこちら



「里山シェア大井松田」でできるさつまいも掘り体験

▲ツルを辿って掘り進めていく


さつまいも農家の夏苅さん

▲さつまいも農家の夏苅さん


「里山シェア大井松田」で収穫したさつまいも

▲収穫したさつまいもと一緒に記念撮影!


芋つるを使ったきんぴらレシピ

▲芋ツルを使ったきんぴらのレシピに興味津々!



より豊かに楽しく世界が広がる


例えば、直接地元の農家さんから畑や野菜のお話をお聞きしたり、野菜のおいしい食べ方を教わったり、町や村の歴史に触れたり、その地域に関することを見聞きすればするほど、興味と愛着がわいてきて、“田舎暮らし”もより豊かに楽しく、世界が広がっていきます。 

「里山シェア」にも、地元の協力農家さんも多く、また、地場産野菜の直売所「四季の里」、宿泊施設「いこいの村あしがら」、富士山の絶景が広がる公園「おおいゆめの里」など、魅力的なスポットも集中しており、たまたま参加した体験イベントがきっかけで、本格的な畑を始める人も多いんだとか。



直売所「四季の里」

▲直売所「四季の里」


「おおいゆめの里」

▲「おおいゆめの里」


直売所「四季の里」に並ぶ野菜

▲直売所の棚に並ぶ野菜



大井町郷土資料館

▲里山シェアクラブハウス2階の「大井町郷土資料館」




いこいの村あしがら

▲「いこいの村あしがら」外観


「いこいの村あしがら」レストラン

▲ランチタイムは一般の方も利用できます


「いこいの村あしがら」のお土産販売

▲ロビーにはご当地お土産コーナーがあります


「いこいの村あしがら」の入浴施設

▲日帰り入浴が可能な大浴場



仲間や家族みんなで、レジャー感覚で!


とはいえ、農園を借りていざ野菜作りというと、初心者で何も分からない。

毎日通うのも難しいし、日々 の野菜のお世話が無理かもという不安が...。

でも、大丈夫。「里山シェア」は、日常の田畑のお世話は常駐しているスタッフが代行、畑が初めてという人にもアドバイザーがついてくださるとのこと。


年間30品目以上も栽培できる野菜は無農薬で、自宅への配送も可能。1組10名まで利用出来る会員プラン は1ヶ月14,000円〜。仲間や家族みんなで畑を借りて、お休みの日はピクニック気分で農園に出かけ、旬野菜の収穫の後、温泉に入って心身ともにリフレッシュ...なんて、想像するだけでも楽しそう!


▲稲刈りが行われる田んぼ


10月上旬に「稲刈り体験」が行なわれる田んぼ。黄金色の稲穂が輝く田んぼの畦道を走る子ども達。

美しい日本の里山風景は、見ているだけでも心がホッと癒されます。


[おまけ]芋づるのきんぴらレシピ


さて、いかがでしたでしょうか。

同じような農園は、他にも沢山ありますので、自分の好きなタイプの“田舎”を探しに、まずは収穫体験にでかけてみてはいかがでしょうか。


今回の取材では、収穫体験の試食でいただいた「芋づるのきんぴら」が、とてもおいしかったので、レ シピを再現してみました。さつまいも掘りをする機会があったら、つる(茎)も一緒に持ち帰って、ぜひ、 試してみてくださいね。

シャキシャキの歯ごたえと、ほんのりフキのような季節の味が楽しめますよ。


▲芋づるのきんぴら


[作り方]
1葉の部分の細めの芋づる(茎)を選び、きれいに洗ったら、1時間ほど水に漬けてアク抜きをする。
2水気を拭き取り食べやすい長さに切ったら、熱したフライパンにゴマ油を引いて芋づるを炒める。
3全体に油が回ったら、砂糖・酒少々・醤油で味付け(甘辛さははお好みで調整)。
5お皿に盛って、ゴマを振って出来上がり!
(レシピ再現協力:かっか屋/小林まどか)




施設情報

里山シェア大井松田
〒 258-0012 神奈川県足柄上郡大井町柳248
TEL:0120-831-296
営業時間: 9:00~17:00 ※体験イベントはイベントごとに実施時間が異なります
アクセス :
お車でお越しの方
東名高速道路 大井松田ICより、車で10分
小田急小田原線 新松田駅からはタクシーで10分ほど
駐車場 あり(約30台程度)
公式ホームページ:http://satoyamashare.com/


施設情報